高校生がいま思うこと

今を生きる高校生が思ったこと、呟きます。

人種差別のテロに対する高校生の思い

どうも、私です。

先日から、ひっきりなしにアメリカでの黒人差別撤廃テロに関する話題が飛び交っています。

私もTwitter上で、多くのユーザーが意見を述べているのを目にしましたが、最初は「一体何事だ!?」と困惑していました。

今回は、このテロについてあまりわかってないよーという方にもわかるように努めてブログを作成してみたいと思います。

では、どうぞ。

 (読者の皆様に理解してもらいやすいよう、今回のブログにおいて黒人と白人という言葉を用いますが、決して差別的な意味を含んでいないので悪しからず。)

 

事の発端は。。。?

アメリカのメトロポリスに住む一人の黒人男性 ジョージフロイトさん(46)が白人警察による拘束時に、窒息で亡くなってしまいました。検死解剖の初期結果によると、白人警察官が拘束時に膝を首に押し付けたことによる窒息死のようです。ただ、他にも要因がある可能性高く、高血圧や薬物接種、酩酊など、偶然に偶然が重なった結果だとも考えられます。

なぜ警察は拘束していたのか?

貨幣偽造の疑いで警察に通報があり、疑いのかかっているジョージさんに事情聴取の協力を要請しましたが、その時酩酊状態にあったジョージさんが抵抗したため、警察は強制拘束を行いました。7分もの拘束の間、ジョージさんは何度も「I can't breathe (息ができない)」と訴えましたが、警察は聞く耳を持たずにそのまま拘束を継続しました。

ここに、黒人と白人の人種間による差別が見受けられますね。アメリカには黒人と白人の政治的対立が昔から深く根付いていて、今でも見受けられます。おそらく、ジョージさんが白人だったならば窒息死することは無かったでしょう。肌の色が違うというだけでなぜこんな悲惨なことが起こるのか。

その結果、事態はますます悲惨に。。。。

実は、白人警察の黒人への暴力はこれが初めての事例ではなく、これまでにもこのような差別による事件は何度も生じていました。

昔、アメリカの留置所においてでも、一人の黒人男性が白人の警察の手によって窒息死させられたようです、その時の被害男性は「I can't breathe (息ができない)」と何度も訴え、抵抗したようです。この留置所における事件での「I can't breathe (息ができない)」という男性の言葉は多くの黒人に届き、黒人差別撤廃運動(ブラックライブスマター運動)のスローガンになりました。ジョージさんが発した言葉も、このスローガンだったのです。苦しいながらも必死にスローガンを訴える姿に、私は何か心に来るものを感じました。

これが引き金となって、ミネアポリス市内から始まりアメリカ全土での、度重なる黒人差別に対するデモが起こりました。デモとはいっても自らの声で訴えかける平和的デモが多い一方で、銃などを用いた危険な武力的デモも少なからずあります。

こんなデモの中、ジョージさんの弟は、デモ隊の一部が暴徒化してるのに苦言を呈しています。「もっと平和的なデモを」と。弟さんが被害者の身内が誰よりも怒っているのは確かですが、物を壊したり騒いだりしていないのにも関わらず、第三者であるデモ隊たちが勝手に重度の共感をして暴徒化しているのはおかしいとおもいませんか?彼氏彼女にふられた人はそこまで落ち込んでないのに、それを聞いた友達が大号泣するみたいな感じですね。違和感を感じます。

このデモはいつまで続くのでしょうか。さらなる被害者が出ないことを望みます。

人種差別は解決不可能か?

私が考えるに、人種差別というものは世界共通の変わらない社会構造であります。学校で起こるいじめと同じですね。いじめは、強いものが自分の苛立ちや怒り、焦りなどを解消するため、自己欲求を満たすために、自分より弱いものを的確に見つけて叩くことであると思います。自分より劣っているものが調子に乗っていれば腹が立ち、制裁を加えたくなるのです。この【自分より劣っているものを求める。他者より優れていたい。】というような考え方は、人の性であり運命です。この感情を抱いていない人間など存在しません。

白人も、自分は黒人よりも優れているという認識があるから叩くわけですね。

ただ、別に自分と他人の優劣をつけることが悪いと言っているわけではありません。私だってします。だって人間ですから

言いたいのは、その感情が生じてから行動に起こすことなく、自分の中で「ああ、あいつは俺よりしただからあんなことしてるぜ」で終われば良いのでは?という事です。まあ無理だと思いますが。

最後に

ここまで読んでくださってありがとうございます。

高校生の私がこんなこと言っても何にもならないし、「高校生なんだからこんなことしてないで勉強しろ」という人がいるかもしれませんが、私たち子供だっていつかは大人になるのです。当然、世界で起こっていることについて知るべきだし、私は調べて知ることができました。

より多くの同世代に共有してもらえますように。